森でたべるごはん

庶民的別荘ライフ

なんか疲れちゃって、別荘リノベしてみた。

 

祖先から引き継いだ唯一の資産らしきもの。
それはおじいちゃんが建てた別荘。
子供のころから夏の度に親戚中で使った森の中の別荘は、もう築60年になる。
私たちが成人してからは、父が週末隠れ家的にしか使っていなかったが、その父が数年前に病気をしてからすっかり使われなくなり、あっという間に朽ち果てた。

うっそうと生い茂る森の中に60年存在している別荘

誰も別荘に行かなくなり4年。
私はといえば、入社当時から勤めたセクションから、40後半にして営業部門に異動になり単身赴任に。
息子は高校生だから生活は何とかなったものの(夫も頑張ってる)、まあホントに大変で・・・。

放送局はブラックなのは当たり前。
早朝も深夜も祝日も働き続けるのにはすっかり慣れていたけど、営業なんて話は別!(泣)
オバサンを突然外勤に出させる会社ってどうなの!?
私、なんかやらかした!?
やめろってことー!!(号泣)

そろそろ更年期の話も出てくるお年頃なのにそんな目に合い、疲労困憊、満身創痍。
一方、父は奇跡の復活。
片目の視力を失ったため車の運転はできなくなってしまったけど、この別荘が大好きだった父をもう一度連れていきたい、またみんなで避暑したい。
森でご飯が食べたい。
そして私はとにかく仕事を忘れたい・・・。

屋根から新たな息吹が・・・

ということで2021年7月。
自宅マンションのリフォーム用にとってあった数百万で別荘を生き返らせることに決めちゃった。
息子は大学受験を控えている。お金使ってる場合じゃない。
わかってるけど、なんか、いい気がした。
根拠のない「気がする」。

だって、ずっとずっと目いっぱい働いてきたもん。
保育園に7時までにお迎えに行けたためしがなかったもん。
てっぺん回って帰宅するママなんて、そんなにいなかったもん。
今までそんなにお金使ってこなかったもん・・・ブツブツ
私の貯金だし、誰にするでもない言い訳をあれこれ考えるところが小心者ですw

別荘の前でブツブツ独り言を言いながら焼いた、決意記念のちょっといい肉

再び森でみんなが集えるようになりますように。
仕事から逃れて隠れてられる場所になりますように。
家族に森の中食べるご飯のおいしさを味わわせてあげられますように。
人生後半戦、ダンナと二人で楽しくやれるかちょっと不安だから・・・それもどうにかなりますように!

たくさんの希望を胸に、リノベスタート。