森でたべるごはん

庶民的別荘ライフ

別荘、新築か、リノベか。

夏の一枚。ジャングル状態…


始めは建て替えで検討していた別荘。



どうにもこうにも湿気には勝てずカビだらけだったし、壁も腐りかけてボロボロだったから。

別荘地は木々が生い茂って真夏も涼しいのはいいのだが、湿気はどうしても避けては通れず、毎夏、利用していた時代からカビには悩まされていた。

ならいっそ全部ぶっ壊して湿気に強い家にしたい。
そして建物は小さくてもいいからデッキを広くして、外でアウトドア料理を楽しみたい!

そういえば、コロナ禍でリモートワーク部屋としての小屋建築が流行中と何かの記事で読んだっけ。
価格も300万円台からできるとな。
これなら新築できるかも!
そう思ってあちこち見積もりを取ってみたものの・・・。

現実は甘くなく、どんなにサイズを小さくしても基礎作りから入れるとけっこう予算がかかってしまう。
しかもやっぱり小屋は小屋、単なる四角い箱しか作れない・・・。

 

そんな時に出会った工務店さんが現地を見て、こんな提案をしてくださった。

 

「この家の骨組みと土台は生かして、リノベーションにしたらどうでしょう」

 

え?そんなことが出来るの?
だって、ボロボロですやん、この家。。。

冬の一枚



「なかなか面白い物件です。内装の壁も全面OSB合板で、60年前の建築にしてはだいぶ尖ってたと思いますよ。この軽量鉄骨の構造も今では見られないものですし、あえてこの骨組みを見せるようにして、躯体は生かし、半分は家屋に、もう半分はデッキに。基礎は生かしつつも湿気が上がってこないように土間打ちして・・・ご予算内で行けるのでは? てか、逆にリノベでなければご予算内ではできません!

 

なるほど。
別荘は親族みんなの思い出の家。
その趣は残しつつ、現代版に蘇らせようというステキな提案だった。
この方の感性に感激。

「尖ってた建築物」というワードにもくすぐられ、この別荘を建立したおじいちゃん、改めてリスペクトだよ・・・。

というわけで、工務店さんが決まった。
内装の壁は現代のOSB合板、一択。

良い出会いに感謝!乾杯!この日焼いたのはイングリッシュマフィン